「古い砂壁の部屋をおしゃれにリフォームしたい」「砂壁に壁紙を貼りたいけれど、どうしたらいいかわからない」と悩んでいませんか?砂壁は伝統的な日本家屋に多く見られ、独特の質感を持つ一方で、現代のインテリアに合わせるのが難しいと感じる方も多いでしょう。また、砂壁に直接壁紙を貼ると、凹凸や剥がれの問題が発生しやすく、きれいに仕上げるのは至難の業です。
リフォーム業者に頼むと高額になりがちなため、DIYで砂壁リフォームを検討している方も多いはずです。しかし、初めてのDIYで「石膏ボードを使うべきか」「どうやってパテ処理をするのか」など、具体的な手順やコツがわからず不安を抱えていませんか?
本記事では、初心者でもわかりやすい「砂壁に石膏ボードを貼る」方法を徹底解説します。必要な道具から施工手順、仕上がりを美しくするためのパテ処理のコツまで、プロのような仕上がりを目指すための情報を余すところなくお伝えします。砂壁リフォームにチャレンジしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
床がフカフカしちゃって床を踏み外しそうな方は、歩く度ギシギシと音がする床から初心者が【1枚1680円のコンパネ】貼って格安で解消出来た!まで

目次
- 石膏ボードを使うメリット
- 必要な道具と材料
- 施工手順
- パテの工程(詳細)
- 仕上げと注意点
1. 石膏ボードを使うメリット
砂壁は凹凸が多く、壁紙を直接貼ると綺麗に仕上がりにくい場合があります。一方、石膏ボードを使うことで以下のようなメリットがあります:

- 平らで安定した下地を作れる
- 壁紙の仕上がりが向上し、耐久性が増す
- 遮音性や断熱性の改善で部屋が快適に
石膏ボードを貼ることで、砂壁特有の問題を解消し、理想の壁面を手に入れることができます。今回購入したのは早朝7時から営業していたコメリさんです

僕のDIY施工タイムは土日祝日の早朝~お昼位の朝勝負なのでマジ助かってます!
2. 必要な道具と材料
施工に必要な道具と材料をリストアップしました。
道具
- ドライバーまたは電動インパクトドライバー
- カッター
- 定規
- ハケ
- のこぎり
- メジャー(スケールの事)
- レーザー水平器(あれば)
- パテベラ(パテ用のヘラ)
- ペンや鉛筆
材料
- 石膏ボード
- 石膏ボード用ビス
- パテ
- マスキングテープ
- 養生テープ
3. 施工手順
ステップ 1: 壁面の下準備
- 掃除: 砂壁の表面に付着しているほこりや汚れを掃除機やハケでしっかりと取り除きます。
- 養生: マスキングテープや養生テープを使って、床や天井、窓枠を保護します。

今回僕は養生はしてませんが問題ありませんでした
ステップ 2: 石膏ボードを貼る



- 石膏ボードのカット: 壁のサイズに合わせて石膏ボードをのこぎりやカッターでカットします。
- 石膏ボードの取り付け: ドライバーを使い、20〜30cm間隔でビスを打ち込み、石膏ボードを壁に固定します。水平器で石膏ボードがまっすぐになるように確認しましょう(古家は上下左右の寸法があってないことはあるあるなので臨機応変な対処を)⇒微調整はやすり棒(画像の黄色い取っ手のやつ)を使うと数ミリ単位の調整可能!
- ビス頭の処理: ビスの頭が浮かないように固定し、パテを塗って平らに仕上げます。詳細なパテの工程は次のセクションで説明します。

石膏ボードの切断はカッターのみで事足ります
念のため僕は
画像の様に裏面に木工用ボンドも付けました
4. パテの工程(詳細)
パテ処理は、壁紙の仕上がりを美しくするために非常に重要な工程です。以下の手順に従って行いましょう。


手づくりのパテ板に養生テープはって次回使いやすくしてます
1. パテの準備
- パテの選択: 石膏ボードの接合部用パテを使用します。
- パテの練り方: 粉末のパテの場合は水と混ぜて適切な固さに練ります。チューブ入りの場合はそのまま使えますが、塗りやすい硬さに調整します。
- パテの固さのチェック方法
- パテベラですくってみる: パテをベラ(パテ用のヘラ)ですくったとき、スムーズにすくい上げられ、軽く振っても落ちない程度が適切です。すくったパテがベラからスルッと落ちる場合は柔らかすぎますし、ベラに固く張り付いてすくいにくい場合は固すぎます。
- 混ぜた後の状態を見る: パテを混ぜた後に表面がツヤっとしているが、形を保てるくらいの状態がベストです。ベラで表面をなでると、滑らかにのびるのが理想です。
- 調整のコツ
- 固すぎる場合: 少量の水を加え、少しずつ混ぜて調整します。一度に多くの水を加えると柔らかくなりすぎるので、注意してください。
- 柔らかすぎる場合: パテを追加することで固さを調整します。少しずつ加えながら混ぜて、適切な固さに近づけます。
- ポイント:パテの種類によっても適切な固さが異なる場合があります。初めてパテを扱う場合は、少量を練ってみて、ベラですくって塗りやすい固さを確認しながら調整すると良いでしょう。パテの固さが適切であれば、作業がスムーズになり、仕上がりもきれいになります。
2. ビス頭の処理

- パテ塗り: ビスの頭が見えている部分にパテを塗ります。パテベラを使ってビスの頭が見えなくなるように、少し盛り上がるようにパテを塗布します。
- 乾燥: パテが完全に乾くまで待ちます(通常は数時間程度)。
3. 継ぎ目処理
- 継ぎ目にパテを塗る: 石膏ボード同士の継ぎ目にパテを薄く塗ります。このとき、パテベラを使って広く滑らかに塗り広げるのがポイントです。幅が広いパテベラを使うと継ぎ目が目立たなくなります。
- パテを薄く仕上げる: 塗ったパテが乾燥したら、やすりで軽く削り、表面を平らにします。この工程は壁紙を貼る際の仕上がりに大きく影響します。
4. 全体の仕上げ
- 再度パテを塗る: 必要に応じて2〜3回繰り返し、平らで滑らかな表面を作ります。特に継ぎ目部分は入念に行います。
- 最終やすり掛け: すべてのパテが完全に乾燥したら、細かい目のやすりで全体を滑らかに仕上げます。
最後に
石膏ボードを使って砂壁を覆うことで、凹凸を完全にカバーし、平らで安定した壁を作ることができます。また、パテ処理を丁寧に行うことで、壁紙の仕上がりが格段に向上し、おしゃれで快適な空間を実現できます。初心者でもこの手順を踏めば、プロ顔負けの仕上がりを目指せるでしょう。

因みに僕も初心者DIYヤーです(笑)
回数を重ね、失敗を繰り返すうちに楽しくなりますから
失敗を恐れずにTRYしてみてください